お茶割りの原価計算と売価の決め方|1杯の原価率を10%台にする考え方

更新日:2026/08/25

この記事のポイント

  • お茶割り1杯の原価は「お茶」+「お酒」+「その他(炭酸・果汁)」で考える。お茶の原価は1杯20〜40円程度
  • 甲類焼酎と合わせた場合、売価500〜600円台で原価率は10%台。上質なお茶を使っても高単価メニューとして成立する
  • ノンアルで出すときは、お酒の原価がゼロになるぶん、「本物のお茶」として値付けすれば粗利はさらに大きい

原価は3つに分けて考える

お茶割りの原価計算がややこしく感じるのは、お茶とお酒をまとめて考えるからです。「お茶」「お酒」「その他(炭酸水・果汁・シロップ)」の3つに分けると、どこを変えれば原価率が動くかがはっきりします。

クラフトティーの業務用ティーバッグの場合、1Lボトルにティーバッグ4個で仕込むので、1杯あたりのお茶の原価は20〜40円程度です(1杯に使うお茶の量と、ティーバッグの単価で変わります。単価は【要確認:袋単価を記入】)。

計算例:緑茶ハイ

前提を置いて計算してみます。数字はあくまで例なので、自店の仕入れ値に置き換えてください。

項目前提1杯の原価
お茶(煎茶)1Lボトル(ティーバッグ4個)から150ml20〜40円
甲類焼酎1.8Lで1,320円(税込)の場合、45ml【要確認:自店の仕入れ値】約33円
氷・その他製氷機の氷数円
合計約55〜75円

売価を550円にすると原価率は10〜14%、600円なら9〜13%です。レモンサワーと同じ売価帯でも、原価率は同等かそれ以下に収まります。

売価は「何の代わりに頼まれるか」で決める

お茶割りは、お客さまから見るとレモンサワー・ハイボールの隣に並ぶ選択肢です。したがって売価もその並びに合わせるのが基本で、無理に高くする必要はありません。

一方で、「茶師監修の上質な茶葉で淹れたお茶で割っている」ことをメニューに書くと、レモンサワーより50〜100円高い値付けでも選ばれやすくなります。原価は同じままなので、その差額がそのまま粗利になります。

おすすめは、通常のお茶割りを定番サワーと同じ売価に置き、和紅茶ジントニックのような組み合わせメニューを100〜150円上の価格帯に置く2段構えです。

ノンアルで出すときの考え方

お酒を飲まないお客さまには、抽出したお茶をそのままグラスやボトルで提供できます。お酒の原価がゼロになるので、1杯の原価はお茶の20〜40円だけです。

ここで「ソフトドリンク扱いで安く出す」のはもったいない選択です。ウーロン茶やジャスミン茶の代わりに「本物の日本茶」として、ソフトドリンクの上限価格帯で出しても、お客さまからは納得されます。マルウシミート様では、ボトル入りのお茶をソフトドリンクとして提供し、お酒を飲まない方に好評です。

原価率だけでなく「粗利額」で見る

原価率10%台は魅力的な数字ですが、経営で効いてくるのは1杯あたりの粗利額と、注文される杯数です。売価550円・原価65円なら粗利は約485円。これが1日20杯出れば、月に約29万円の粗利がドリンク1品から生まれます。

杯数を増やす一番簡単な方法は、メニューの1番目に置き、「静岡の茶師が監修」と一言添えることです。POPやメニュー表の素材については、ご希望に応じて制作しています【要確認:提供物】。

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